カウンセリングルーム「心の相談室with」は、名古屋市中区にございます。

性的しらふ

もしも私が、
お酒で大失敗したら、「もうお酒をやめよう」と思うと思います。
けれど、アルコール依存症の人は、そうは思いません。
「これからは、気をつけてお酒を飲もう」と思うだけです。
これがアルコール依存症の人が、心の病と言われる所以です。

 

同じように、
盗撮や痴漢やのぞきで警察につかまった人は、
「もう性的興奮を覚えるようなものに近付くのはやめよう」とは思いません。
「これからは、害のないエロ画像をインターネットで見るにとどめよう」と思うだけです。

 

エロ画像を見て性的興奮を覚えている状態というのは、
いわゆる、お酒を飲んで酔っ払っている状態と同じです。

 

酔っ払うだけでは罪ではありません。
悪酔いして、暴れるようになるからいけないのです。
性的興奮を覚えるだけでは罪ではありません。
自制心を失い、性犯罪を起こしてしまうからいけないのです。

 

性嗜癖障害者というのは、アルコール依存症者で例えれば、酔っ払うと悪酔いしてしまう人のことです。彼らは、アルコール依存症が、飲んだら悪酔いしてしまうのと同じように、性的興奮を覚えると、自制心を失い性犯罪を起こす確立が高まるのです。

 

であるのなら、「アルコール依存症を治す方法=お酒を断つ」と同じように、「性的興奮を覚えないようにしてはどうか?」というのが、性的しらふでい続けようという考え、治療方針です。

 

性嗜癖障害者は、もう2度と、エロ画像を見てはいけないし、風俗にも行ってはいけません。自分の奥さんや恋人以外には、性的興奮を覚えてはいけないし、性的なものに近付いてはいけないのです。もちろん、短いスカートを履いている女性に目を奪われてもいけません。

 

でも、これは、
実際に行おうとすると、なかなか辛いことですし、極めて難しいことです。

 

私は、そこまで厳密に禁じようとは思っていません。
彼らが、ストレスと上手につきあい、適切なストレス解消法を身につけ、コミュニケーション能力を高め、欲求のコントロールおよび適切な自己表現が出来るようになれば、性嗜癖は改善されるのではないか思うからです。

 

今日は、性的しらふについてお話させていただきました。

 

痴漢や盗撮やのぞきなどの性嗜癖障害は、本人の反省や周囲の説教で治るようなものではありません。これ以上、自分の人生を汚さないためにも、被害者を出さないためにも、一刻も早く専門家の許を訪れることをおススメいたします。<(_ _)>

 

 

戻る